Electric product
Panasonicがスゴイディスプレイを発表。透明でハッキリクッキリ観れるのです。
Panasonicが開発中の「透明LCDディスプレイ」のプロトタイプをアメリカのネバダ州ラスベガスで開催された「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」で公開したのですが、SF映画とかに出てくる透明なガラス板ディスプレイがついに実現したという夢の製品ですよ。
通常ディスプレイは点灯していない時は真っ黒い画面となるのが一般的で、普及している液晶ディスプレイは画素自体は発光しないので、後ろから光を当てることで見える状態にするのですで、後ろを透けさせる事はできません。しかし、この「透明LCDディスプレイ」は画素が直接発光する有機ELディスプレイにする事でディスプレを点灯させていない状態では透明となります。
ショーでの展示を映像で紹介しているのですが、戸棚に設置された「透明LCDディスプレイ」は上下に動くように設置されいまして、映像が表示されている時は裏側の戸棚は透けて見えていませんが、映像が消えると、透明となって戸棚の中が透けて見えています。さらに、画面一部をだけ映像を表示して一部だけ後ろの戸棚を見せるという事もできるようです。透明になっている状態の映像ではないというのを見せる為にディスプレイを上下しているのですね。
画質もすでに高画質が進んでいる有機ELディスプレイという事で非常に高いそうで、既存のテレビと比べても遜色のない鮮明な映像を観ることができるそうです。
Samsung Displayが2015年に先行して透明ディスプレイを発表してますが、映像表示している時も後ろが薄っすらと透けていまして、ちょっと気になる出来で残念だったのです。後発のPanasonicが、透けてします弱点を埋めて完成度を上げてきたのは流石ですね。
SF映画みたいにガラス板一枚が衝立ように立っているものにスイッチを入れるコンピュータの画面が表示されるという、あのかっこいいシーンが実体験できると思うとワクワクしますね。他に、家中のガラスや鏡がディスプレイになっていて、家中どこからでもコンピュータを操作できたり、商店の窓ガラスをデジタルサイネージしたり、窓ガラスを照明にしたりと、ディスプレイの消灯時に透明になるというだけで用途が色々と膨らみますね。どこが最初に製品化するでしょう。楽しみです。