Motorcycle
BMWが、50年ぶりにレースに復帰。「R1200」レーサーで世界耐久選手権に挑みます。
BMWって自動車レースの方では、F1GPやツーリングカーレース等々に参戦したりしてレース好きのメーカーってイメージがありますが、モーターサイクルレースの世界では逆でレースから遠いメーカーっていうイメージなんですヨ。過去に何度かレースの世界に復帰しようとした形跡はあるのですが、どれも実現には至りませんでした。ところが、「londonbikers.com」の記事によると、そんなBMWが50年ぶりにファクトリーチームを結成して、世界耐久選手権に挑戦するそうなんですヨ。記事の日付が4月1日になっていたのでエイプリルフールかと疑ったのですが、「Easier Motoring」の記事が3月30日付けだったので、信用してエントリーしました。まずは4月21日・22日と行われるルマン24時間に参戦し、シリーズ数戦にオーブンクラスで出場予定のようです。(鈴鹿8時間耐久レースには出ないようです。)
ライダーは、BMWボクサーカップ及びパワーカップレースシリーズから経験の豊富さを買われ、Stéphane Mertens、 Thomas Hinterreiter、Rico Penzkofer、の3名選抜され、サブライダーとしてMarkus Barthが選抜されました。と書いても、欧州のローカルレースで走っているライダーなので、全くといって馴染みがないですね。
使用されるモーターサイクルは「R1200」という事なんですが、公開された写真を見るとレース用に仕立てられたモデルである事が分かります。このモデルはBMWのミュンヘン工場で設計開発が行われているそうなんですが、フレームの形状から察するに全く一から作られたのではなく、「HP2」がベースになっているようです。ただ、ハンドルの位置が高めなので、スポーツモデル用にフレームの設計を大幅に修正してはいないと思います。
外装は「R1200S」に「K1200R sports」の要素を混ぜたようなデザインになっているようで、ナカナカよろしいんじゃないでしょうか。
確か世界耐久選手権も使える車両はスーパーバイクレギュレーションに沿ったモノだったと記憶しているので、恐らくホモロゲーション獲得為に市販車が存在すると思われます。発売されれば、「HP2」、「HP2 Megamoto」に続く3モデル目となりますね。BMWのスポーツモデルが好きな人にはたまらないのモデルになるでしょう。気の早い話ですが、日本国内で「HP2」が2,415,000円で販売されているので、販売されれば、恐らく、同等か、若干高い値付けが予想できますね。2,600,000円ぐらい、できれば下回れば魅力的だと思いますヨ。