Computer
Adobeから「Creative Suite 3」が発表。
Appleが1年ほど前にIntelチップを搭載したMacを発売してから、ようやくAdobeの「Creative Suite」がIntel版「MacOS X」に対応した「Creative Suite 3」の製品ラインナップを発表しましたね。今回から、買収したMacromediaのWebサイト作成アプリケーション群を含み、印刷、Web、映像制作を網羅した統合デザイン環境となりました。志向するデザインよってラインナップは3種類に分けられ、DTP・デザイン向けの「CS3 Design (Premium/ Standard)」、Web開発向けの「CS3 Web (Premium/ Standard)」、映像制作向けの「CS3 Production Premium」、全てメディアに対応した「CS3 Master Collection」の計6製品となってます。「CS3 Master Collection」に至ってはなんと17種類のアプリケーション群となっており、かなりのボリュームを誇りますヨ。
価格も「CS3 Web Standard」の999ドル(日本円で約117,800円)から、「CS3 Master Collection」の2499ドル(日本円で約294,554円)と幅広いです。内封されるアプリの数からすると安いとも言えるのですが、それでも一番安いのでも結構懐に痛い価格です。まあ、幸いにも既にユーザーの方にはアップグレードという安く買えるシステムがあるので、販売価格の1/3の価格で買えます。
自分の場合は、Macromediaの「Studio 8」のユーザーなので、Web開発向けの「CS3 Web Premium」を選択しようと思ってます。今まで価格的に手を出しづらかった「Photoshop CS3 Extended」「Illustrator CS3」がアップグレード価格で手に入るっていうのが魅力ですね。因みに販売価格が1,599ドル(日本円で約188,500円)で、アップグレード価格が340ドル(日本円で約40,100円)です。
ただ、「Creative Suite 2」で遅くなったと指摘されたパフォーマンスが心配なんですヨね。多機能化しているので、遅くなっていそうですし、「Go Live!」を買収後にAdobe名義で出したバージョンのパフォーマンスがかなり悪かった前歴があるので、心配の的中率は高そうです。まぁ、同時期に「MacOS X 10.5」も出ることですし、Intelチップを搭載したMacに買い換えるイイチャンスなんで最新ハードに変えちゃえば取り越し苦労になるだろうと思ってはいますけどね。問題は資本力だけです。
というわけで、「Creative Suite 3」は4月にアメリカで「CS3 Design (Premium/ Standard)」と、「CS3 Web (Premium/ Standard)」が発売され、「CS3 Production Premium」と、「CS3 Master Collection」は遅れて発売されるそうです。大体、日本版は1ヶ月遅れで発表されるので、4月の後半に発表、5月に発売という流れではないかと思います。ハードやらOSやらアプリケーションやら一気にクリエーター向けの製品が更新されると、財布がたまりませんな。とりあえず、アプリケーションから更新しようかな…。