Motorcycle
世界初の水素を動力源としたモーターサイクルを、イギリスの企業が開発。
エコの分野では、そのサイズの小ささからモーターサイクルは、自動車に比べてシステムを入れ込むのが難しく、航続距離も伸ばせないというわけで、立ち後れている印象がありますね。それでも雑誌でYAMAHAの「XJR1300」ベースの電動モーターサイクルなんかも開発されていて、脱内燃機関の研究は進んでいるようです。まぁ、スペース的に電気しか無いのかなと思ってたら、「Bikes in the Fast Lane - Daily Motorcycle News」の記事で、イギリスのIntelligent-Energyという会社が、世界初の水素動力を搭載したモーターサイクル、「ENV(Emissions Neutral Vehicle)」を開発したと報じていましたヨ。なんか、イギリスのテレビ局BBCの番組の中で試乗まで行ったらしいです。
デザインは、自転車とモーターサイクルの合の子みたいで、凄く未来的。まだまだ開発段階ということで軽く作る必要があったよう思えますね。個人的にはかなり乗ってみたいデザインですヨ。
記事によると、この「ENV」無音で走るそうです。あまりに静か(つまらないって事?)なので、Intelligent-Energyでは、何らかの音を発生させるように改良を施すそうですヨ。記事では、無音による安全性の低下には触れていませんでしたが、静かすぎると、モーターサイクルが近づいて来た事を歩行者なりに察知してもらえないという欠点があると思うので、何らかの音は必要でしょう。
水素は、こんなトランク型にパッケージングされていて、「ENV」に組み込んで使うようです。これは「Core」と呼ばれていて、ここで電力を発生させて、フレーム下部ある小さな動力ユニットを動かしているみたいです。
BBCニュースの記事によると、125ccのキックボードの様に加速する性能を持っているそうで、最高速度は大体時速50マイル(約時速80km)ぐらいで、航続距離は100マイル(約160km)なんだそうです。そこそこ燃費は良さそうです。ただ、水素を売っている所が圧倒的に少ないので、燃料補給には苦労が伴うだろうということです。
基本となるシステムは「Core」に集められているようで、これを別の機器に連結すれば、その電力源として使う事ができるという構想なようですね。と、言うことは2、3台繋げば自動車だって動かせるかもしれませんね。ナカナカ夢のある話しです。
なんか、水素の価格は下落傾向にあるらしくて、インフラ整備と開発の進み具合によっては、近い将来、実際の製品として発売される可能性は高いようですヨ。リーズナブルだったら買ってみたいですね。どんな乗り味なんだろう。
コメント [3]
昔、AKIRAだったでしょうか主人公の金田(だったと思います)が乗っていたマシンを、『いつか本当に乗れる時代が来るものなのかなぁ?』とその当時は思っていましたが、あながち遠い話しではないのかも知れませんね。
「かえる」みたいだなぅ
緑色モデルのクラクション音は「ゲロゲロッ」ですかね?w
>ヒーシュウさん
「AKIRA」の金田バイクは、外見だけなら作っている人いましたね。「ENV」は、ガソリンエンジンでいえば、HONDAが創業時に作ってた原動機付き自転車(今の原チャリにあらず)レベルですから、当時の進化スピードをあてはめてみると、10年位すると価格も下がり性能も上がって乗れるモノになっていると思っていますヨ。あくまで予想ですが…。
>らぃせぃさん
斜め前から見ると確かにかえるっぽいですね。くそ高い価格なのにクラクションの音が「ゲロゲロッ」ってのはないでしょう。やっぱり「ゲロゲーロ」じゃないと…。青空球児・好児か!(`_`)ノ゛バシッ!!