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Motorcycle

Betaが誇るトライアルモデルに、4ストロークエンジン搭載の「REV 4T」登場です。

REV 4T

イタリアのメーカーBetaといえば、トライアル競技で有名なメーカーで、世界選手権では、Montesa Hondaと並ぶ名門です。同社が販売しているトライアルモデルは、小型でハイパワーな2ストロークエンジンを搭載して販売されていたのですが、この度、2ストロークエンジン搭載モデルの「REV 3」に加えて、4ストロークエンジンを搭載したトライアルモデル「REV 4T」を発表してました。主に競技用として使われる事が多いモデルではあるのですが、環境対策を求める声を反映してのラインナップのようです。実は、このモデル、Betaは昨年の12月には発表していたのですが、エントリーする機会を逃してしまい今頃になってしまいした。

基本的に「REV 4T」は、「REV 3」のエンジンを変更しただけなので、シルエットが大きく変更されたと言うことはありません。樹脂パーツの色が変更になったぐらいのようです。しかし、左右幅が絞り込まれたフレームに、申し訳程度のタンクとリアカウルが装着されるトライアルモデル独特の車体構成は、いつみてもインパクト大ですヨ。小さなお面様なビキニカウル(と呼んで良いのか?)が何だか可愛らしいですね。

Motor Box」の記事によると、「REV 3」では、エンジンの排気量が270cc、250cc、200cc、125ccと4本立てだったのに対して、「REV 4T」は250ccの1種類となっています。形式は、油冷4ストローク単気筒とされ、油冷システムは2系統と凝った冷却システムを採用しているようです。トライアル仕様とされたトランスミッションは5速に設定され、1速、2速、3速が1つのセクションとして接近したギア比となり、4速、5速がもう1つのセクションとして接近したギア比になっているようです。将来的には、6速にギアを増やす事が可能な設計になっているようで、それは400ccまでの排気量アップに対応するという事も含まれているようです。

Paioli製の前サスペンションは、「REV 3」の乾燥重量71kgから75kgに増えた重量に対応する為か、サイズアップされ太くなっています。後サスペンション、ホイール等は変更無しのようです。

シャーシの重量配分と、重心を高くした事で、4ストローク化によるアクセル操作のスムースさと相まって、操作性が向上しているようです。トライアルの事は詳しくないのでよく分からないのですが、訳文を読んだ感じだと、それは走破性にかなり部分影響しているみたいです。

お値段ですが、6,900ユーロ(日本円で約1,077,000円)。ただ、近くに「REV 3」と書かれてたりすので「REV 3」の価格の可能性もありますけど、「REV 3」も「REV 4T」もこのくらいの価格はしますヨっていう事は間違いないみたいです。純然たるレーサーと考えるとこの価格でも納得はいきますけど、ナカナカ高額ですな。

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このページは、naganagaが2007年1月18日 22:09に書いたブログ記事です。

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