YAMAHAの大型エンデューロモデルである｢XT660R｣に、スーパーモタード仕様の｢XT660X｣が追加されました。｢XT660R｣は、04年に発売されたモデルですので、3年経過してからのバリエーション展開となります。なので、オンロードモデル化という事で、デザインとかも大夫手が入っていると思って、｢XT660R｣と見比べてみたら...。やはり、YAMAHAですね。新鮮味を出す為に、素のデザインに手を入れるテコ入れ策は、ポリシーが許さなかったみたいです。(笑)が、マイナーチェンジしました。なので、殆どデザインは変化していませんけど...。

デザインは、スイングアームがより剛性の高い形状に変更されているぐらいで、他は、素の｢XT660R｣と気持ち良いぐらい同じです。オーソドックスなオフ車のシルエットに、最近のYAMAHAデザインのディテールを組み込んだ、ナカナカ格好のよいデザインだと思います。3年経っても新鮮味があると思いますヨ。｢XT660R｣も共通の変更が加えられているのかは未確認ですが、カウリングのデザインも若干変更が加えられていて、シュラウドの形状が変化して小型化されています。他にサイレンサーの熱ガードも覆う面積が拡大されています。｢XT660X｣だけの変更だと、買う人には嬉しいのですが、実際はどうなるでしょうかね。後、新しく｢XT660X｣専用のカラーのオレンジが選択できるんですが、直線基調のテザインと合わさると、なんだかKTMっぽいです。実は狙ってたとか。

｢Motor Box｣の記事よると、｢XT660X｣に搭載される、排気量660ccの水冷4サイクル単気筒エンジンは、｢XT660R｣と同一のスペックです。ただし、欧州の排ガス規制ユーロ3に適合しつつ、従来と同じ48hpのピークパワーを維持しているそうなので、若干の改良は施されているみたいです。

足まわりも、サスペンションのストロークもいじってなくそのまんまみたいですヨ。

というわけで、ココまで変わってないので、恐らく｢XT660X｣の価格も、｢XT660R｣同じ価格4,599ユーロ(約690,000円)だと思います。現在、｢XT660X｣は、882,000円で販売されているので、あまり変わっていないこの新型も、恐らくほぼ同額で販売されると予想するのですが、実際はどうなるでしょうかね。後は、使う人の趣向の問題だけなので、ある意味悩ましい。

--追記--
HIDEさんのご指摘で、｢XT660X｣が既に発売されているモデルであるという事が分かりました。この｢XT660X｣は、YAMAHAの欧州向けモデルで、欧州総合サイトに掲載されているにも関わらず見落としていました。コレを受けて、エントリーを上記のように訂正させていただきました。失礼いたしました。