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BMWはプレミアムモデル「HP2」に、スーパーモタード系「HP2 Megamoto」を追加するようです。

HP2 Megamoto

BMWが、「R」シリーズの上位モデルとして発売した「HP2」は、BMWお得意のハイテク装備が省かれた本格的エンデューロモデルとして、そのプレミアムな価格と、ハイグレードな部品構成で話題になったモデルとして記憶に新しいですね。発売後は、次の「HP」をめぐって様々な噂がありましたが、発表された「HP2 Megamoto」は、「HP2」にオンロード用の装備を施したスーパーモタード仕様のモデルでした。

全体的なシルエットは、オンロード用と言うこともあり、「HP2」と大夫変更され同一のモノではなくなっていますが、フレーム、タンク、シート、リアカウル、リアフェンダーは、同じデザインのモノを使用しています。大幅に変わったヘッドライト周りは、直線基調で造形された無骨でメカメカしてビキニカウルに、お馴染みとなった左右非対称のヘッドライトが組み合わされています。ちょっと怪物風味なのがBMWらしいですね。「HP2」では、シンプルな造形だったシュラウドは、エッジを立て面のハッキリしたスピード感を感じさせるデザインになっています。後、スポークホイールがキャストホイールに変わっていますね。しかし、これだけの変更でオンロード車っぽくなるのは面白いですね。車体が元々大柄だからというのもあると思うのですが、「HP2」のデザイン段階で既にデザインが完成されていたんじゃないかと思うぐらいまとまってると思いますヨ。

Motor Box」の記事によると、搭載される空冷4ストローク水平対向2気筒エンジンは、「HP2」のもとのは、性能が若干異なっているそうです。数値が書かれていないので、どう異なっているのかは分かりません。新しい技術的なチャレンジが行われているのかも不明です。実際は、大幅な差異はなく、パワー特性が違う程度だったりして...。

排気システムは効率で勝るAkrapovic製が採用されパワーアップと軽量化に貢献しています。

足まわりは、フロントサスペンションにMarzocchi製の45mm径のモノが使われています。リアは「HP2」と同じエアダンパーサスペンションみたいですが、長さが180mmから160mmに調整できる機能をもっているようです。恐らく固くはなっているでしょうが、若干車高が低くなっているみたいですね。少しだけ足つき性が良くなっているとはいえ、写真を見るかぎり、かなり高そうです。

フロントブレーキは、シングルディスクだった「HP2」と比べて、大幅にグレードアップ、320mmのダブルディスクとなり、Brembo製の4ポットキャリパーと組み合わされます。また、硬派なモデルらしく、ABSは装備されていないようです。

タイヤの径は、フロント120/70-17、リア180/55-17となっています。

ただ、オンロード仕様とした事で、乾燥重量175kgだった「HP2」よりも車重が重くなり、200kgに近づいているようです。

というわけで、BMWの放つプレミアムモデル第2弾ということで、「HP2 Megamoto」の価格もかなりプレミアムだと思われるのですが、現段階では発表されていません。日本国内で「HP2」が2,415,000円で販売されているので、恐らく、同等か、若干高い値付けが予想できますね。しかし、個人的には、それだけの金額を払って手に入れたいかと言われると、ちょっと難しいですね。単純にプレミアム感を感じられるカーボン部品とか所有欲をくすぐるモノが無いのが微妙なんですヨ。

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このページは、naganagaが2006年10月16日 23:09に書いたブログ記事です。

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