Electric product
Microsoftの「Zune」、11月14日に米国で発売決定しました。
Microsoftが、Appleの「iPod」の対抗馬として放つ「Zune」の米国での発売が決まったようです。先日の発表どおりHD容量が30GBのモデルのみという布陣で、先に新型が発売された「iPod」の30Gバイトモデルと直接競合する249ドル(約29,300円)という価格で、11月14日には店頭に並びぶそうです。「iPod」よりも大きい画面のサイズと、目玉機能のWi-Fiが使える事を加味すると、十二分に安い値付けといえるんじゃないでしょうか。
マイクロソフト、Zuneの価格発表--米国発売は11月14日
Microsoftが投入する容量30Gバイトの「Zune」デジタルメデイアプレーヤーは、11月14日に249ドルで発売される。同社は米国時間9月28日、同デバイスの新たな詳細を公表した。
引用先:CNET Japan:ニュース
しかも、「Zune」には、ユーザーに音楽ダウンロードサービス「Zune Marketplace」の定額制契約「Zune Pass」を使って貰う為に、取扱う楽曲や、ミュージックビデオ、映画のダイジェスト版がプレインストールまでされているそうです。まさに大出血サービス、Microsoftは「Zune」を本気で売りたいようです。
「Zune Pass」の利用料金も発表されていて、1カ月14.99ドル(約1,800円)と、3カ月44.97ドル(約5,300円)の2種類のコースが設定されるようです。また、「Zune Pass」では、曲を購入する時、「Microsoft Points」と呼ばれるシステムを使うオプションも用意されているんだそうです。「Xbox Live Marketplace」に既に導入済みで、購入する度に登録している自分の口座から使ったポイント分の金額が引き落とされるシステムなんだそうです。主に、Microsoftの運営するサイトで物やサービスを購入する人には、便利なシステムのようです。得意の囲い込みってやつですね。
と、ここで気付いたことが一つ。発表時「Zune」は動画再生能力が無いと思われていましたが、プレインストールされたファイルに、映画のダイジェスト版というのがあるという事は、やっぱり動画再生能力は最初から付いているようです。ユーザー自身で映像ファイルを「Zune」に転送すれば、問題なく映像を楽しめそうです(「iPod」の様に変換しないといけないかは不明)。当初「Zune Marketplace」では、映画は扱わないというだけの事なのかもしれませんね。
気になるのは、日本での「Zune」の発売がいつになるかということですね。恐らく「Windows Vista」前には発売されると予想しているんですが、「Zune Marketplace」に楽曲を提供してくれる日本のレーベルとの交渉がまとまれば、11月14日に日米同時発売っていうのもアリじゃないかと思っています(あんまりMicrosoftは同時発売とかにこだわりもってないから、可能性は少ないと思うけど...)。価格は、米国での戦略に習って「iPod」の30Gバイトモデルと同じ、29,800円(税込)でしょう。
機能的にも価格的にも、「iPod」と遜色ないから迷う人多そうですね。自分的には、最終的には「Zune」を選択する人が多いかもと思っています。「Zune」をナンで買ったかと尋ねたら、同じMicrosoft製品という事で、「Windows」にソフトをインストールして調子が悪くなる可能性が低いから「Zune」を選択したっていうのが、一番多い理由にだったりして...。「iPod」危うし!?orz