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更に大胆な進化を施された「GSX-R1000 K7」はかなり強力そう。

Suzuki GSX-R1000 K7

その性能の高さからレースシーンから公道まで幅広くベストセラーとなったSUZUKIの「GSX-R1000 K5」の後継モデルである「GSX-R1000 K7」が登場しました。写真を見る限りでは、「GSX-R1000 K7」へのアップデートは、熟成の方向に進んでいるようにも見えるのですが、市販車最高峰のレースイベントであるWSBで、最も多い勝利を上げるために、SUZUKIの開発陣は、より挑戦的に中身を進化しさせているようですヨ。

新しいSUZUKIの「GSX-R1000 K7」は、キープコンセプトのデザインで、シルエットだけを見ると、「GSX-R1000 K5」とあまり変わっていないように見えるんですが、やはり各部のテザインは、大幅に更新されていて、新しいデザインが与えられています。「GSX-R」シリーズ共通の特長となった縦型2灯のヘッドライトは継承されたのですが、それまで、別パーツとされ無骨さを運出していたエアインテークは、アッパーカウルと、サイドカウルが延長することでカバーされ、一体になったようなデザインに変更されました。また、元々尖っていた形状が、より尖った形状へされたので、かなり印象が変わりましたね。戦闘機の機首のようでナカナカ格好良いと思いますヨ。また、サイドカウルも今流行のエンジンとカウルの隙間をギリギリに詰めるタイトなタイプへと変わり、悪くなった冷却効率をアップさせる為に穴の面積が増やされエンジンの一部が、より多く剥き出しになっています。前面投影面積を小さくすれば、空力的に優位になるという発想ですね。

ただし、アンダーカウルから伸びるサイレンサーは、「Suzuki GSX-R750 K6」や「Suzuki GSX-R600 K6」と同じショートタイプではなく、メガホン型の長いタイプが装着されています。車体の重心を下げるのにも寄与していることは間違いないですが、ショートタイプだと、騒音規制に通らず日本の輸入検査で引っかかって販売が遅れた実績があるので、「GSX-R1000 K7」のサイレンサーはされも考慮して、今までどおりの形に落ち着いたんじゃないでしょうかね。そういう意味ではデザインのアグレッシブさは抑えられているので、買いやすいように思えますヨ。しかも集合管ではなくて2本出しというのが、昔の「GSX-R1100」みたいで何だか懐かしくて新鮮です。

後、何気にステップの取付位置が変更できるタイプになっているのが嬉しいです。もう、これで社外ステップは買う必要がない?!

Motor Box」の記事によると、エンジンは、インジェクターの構造が見直されより効率よく燃焼するようになっているみたいですね。レースで確認された73.9mm×59mmのボア・ストロークを採用しているでしょうし、一部バルブ等のパーツにチタンが使用され、より軽量化も図られているようです。これによりレッドゾーンが13,500回転から13,700回転に引き上げられているようで、恐らく178hpから5〜10hp程上乗せされているんじゃないかなと思ってます。これに伴い発熱量が増えたのに対応するため、ラジエターの容量は10%アップしているそうです。排気管には排気デバイスと、触媒が入っていて、パワーを落とすことなく環境対策もバッチリみたいです。ここまでやっているのだから、もちろん欧州の排ガス規制ユーロ3は問題なくバスしているそうですヨ。

足まわりについては、これといって言及されたものは無く、写真を見る限りでは、劇的な変化は無さそうです。といっても、より強大になったパワーに耐えるために中身とか設定は大幅に変わっているでしょう。後輪タイヤも、それに対応したサイズになるみたいですヨ。

これで、恐らく乾燥重量は現行型の166kgを下回るんでしょうから、個人的には、正直公道で乗って本当に楽しいかは疑問ですナ。ほぼ市販レーサーって言っても過言じゃないスペックですもんね。「Suzuki GSX-R750 K6」と「Suzuki GSX-R600 K6」を紹介したエントリーの時にも書きましたが、とにかくパワフルで、ライダーがモーターサイクルをねじ伏せていけるような腕自慢の方には、チャレンジしがいのあるモーターサイクルに進化していると思われますヨ。

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このページは、naganagaが2006年9月22日 23:08に書いたブログ記事です。

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