Motorcycle
「KSR110」から、遠心クラッチを取り除きました。
自分の「KSR110」は、買った直後にクラッチキットを導入して、ギアチェンジをマニュアル操作にしていたのですが、プライマリーギアをノーマルのまま残していたので、不要になった遠心クラッチが、ずっと付いていたままになっていました。当初は、プライマリーギアを加工して取り除こうかと考えていたのですが、「KSR110」を通勤で使用している関係で、壊れて使えなくなると非常に困るので、加工を見送っていたんですヨ。けど、この度、念願かなって遠心クラッチの部品を全て取り除きました。SP武川から、プライマリーギアが発売されたのです。渡りに船という具合に交換に踏み切った訳ですヨ。
このプライマリーギアの交換で、取り外された遠心クラッチのパーツの重量は2kg程の重さで、これがクランクシャフトに直結してあるんですから、遠心クラッチの機能をキャンセルしてると単なるくそ重いフライホイールに過ぎなかった訳ですから、取り外し重量慣性が無くなった効果は絶大なのです。
エンジンを動かしていない状態で押してみただけで、車体が軽いです。もちろん軽量化されたというのもありますが、駆動系に抵抗が無く、動きが軽くなった感じなんです。エンジンを始動して、軽くアクセルをブリッピングしてみると、吹け上がりのもたつきが消え、鋭く吹け上がります。また、回転の落ち方も速く、まるでレーサーのエンジンみたいです。お陰様で、加速も良くなり、1〜3速の最高速は+10km/h程上がっているようです。ただし、キャブレターのメインジェットを140(ちょっと濃かった)から、薄めの130に変更したので、4速でのトップスピードは、10km/h程落ちてしまいした。
ただ、回転の落ちが速くなったことで、高いギアでアクセルオフの時間を長くとると、エンジンがストールしてしまう症状が出るようになりました。普通に使う分には、回転数に応じて、きちんとギアを落としてやれば問題無いようです。ペースを上げて走った時、この症状が出るようだったら、アイドリングの回転数を上げる必要があるかもしれません。
後、突然起きるギア抜けと、高回転でギアをつないだ時のモッチャリしたタッチをどうにかしたかったので、クラッチスプリングを追加しました。元々「KSR110」のクラッチは、クラッチスプリングが6本入るにもかかわらず、パワーが小さい故か、4本しか取り付けられていないんですよ。お陰で、レバーの引きが400ccのモーターサイクル並みに重くなっちゃたんですが、突然起きるギア抜けの発生率の低下と、気持ちよくつながるようになったので良しとします。
ここまで、劇的に変わると楽しいですね。プライマリーギアを換えてから、毎日の通勤がより楽しくなりましたよ。今回のモディファイは、「KSR110」を買われる方は必須ですヨ。是非やっちゃって下さい。
ということで、ブンブンエンジン回して走りそうなので、発熱が問題になりそうです。オーバーヒートさせてしまうと、修理代の方が高く付きそうなので、早めにオイルクーラーを導入した方がイイかな。