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「PlayStation3」の発売日と価格が決定。低価格PC並みの価付に驚きました。

注目のSCEIの次世代ゲームマシン「PlayStation3」の発売日と、価格が発表になりましたね。11月11日に発売だそうで、初代「PlayStation」の発売からこだわってきた123の日付は、今回から止めたみたいですね。遅れた挙げ句に11月発売なんて言っちゃったから、仕方ないんでしょうね。拘って12月3日にしちゃうと、公約違反と言われますからね。今回から、2グレードのラインナップになるそうで、価格も2段階になっています。20GBのHD搭載モデルの価格は、59,800円(税別)、60GBのHD搭載モデルはオープン価格(アメリカでは599ドル(約68,000円)程度で販売されるようです)と、もはやPCと呼んでも差し支えない価格となっています。Appleの「Mac mini」の1.5GHzモデルが、74,800円(税込)で買えますからね〜。

PS3は5万9800円で11月11日に登場--20GバイトHDDを標準搭載

ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)は5月9日、次世代ゲーム機「PLAYSTATION 3(PS3)」の日本国内での発売日と希望小売価格を発表した。11月11日発売で、希望小売価格は5万9800円(税抜き)となる。

引用先 CNET Japan:ニュース

目玉は、次世代光ディスクのBlu-ray Discの採用と、SONY、IBM、東芝と共同開発した高性能プロセッサ「Cell」の採用ですね。恐らく、今年発売されるBlu-ray Discを再生出来るプレイヤーの中では、一番安い価格だろうと思われるので、DVD以上の高精細映像をいち早く体験したい人向けには、買いだろうと思います。ただし、本当の実力を見たければハイビジョンテレビが必要ですので、持って無い人は買わないといけないのと、DVDの画質に満足していて、今までのテレビで十分という人には訴求力はないでしょうね。DVD登場の時程のインパクトは無いのが現実です。

高性能プロセッサ「Cell」に関しても、かなりスゴイって噂でしたが、公開されたゲームの動画を見る限り、PCゲーム+アルファぐらいの性能って感じで、予想の範囲内かなというのが感想でしたね。まぁ、メーカーが計画段階で発表するスペックって希望的なモノも混じっている場合が殆どなので、予定の性能が出て無いじゃないかって騒ぎはしませんけど、AppleにCPUをIntelに移行させる決意をさせたぐらい蔑ろにして、IBMはこのCPUの開発にが注力したわけなんですから、Microsoftの「XBOX 360」よりもっとスゴイものを見せてくれると期待していたんですけどね。正直、残念かな。

コントローラは驚きましたね。デザイン全く変えてないんですから。任天堂の「Wii」の影響で、変なコントローラが流行るかと思っていたので、安堵しましたよ。しかし、スペックもまんまというのは開発者魂が許さなかったのか、Bluetooth対応になっているそうで、ネットワークを介して外部からPS3をコントロールできるんだそうですが、このコントローラを持ち歩くのには、かさばると思うんですが...。後、動きや傾きを感知する6軸検出システムの搭載して、コントローラを傾けたりして遊ぶゲームに対応しているみたいです。ただし、振動機能は無くなるそうです。個人的には、ブルブルが無くなるのは残念。6軸検出システムを使わないゲームの方が多そうなので、オプションでいいと思うんだけど。

で、20GBモデルと60GBモデルの差異なんですが、HDの40GB容量アップに、マルチメモリリーダー、WiHi、HDMI出力端子が付くといった具合です。1万円ぐらいの価格差だとすると、60GBモデルの方が得な感じがしますね。

ただ、個人的には、ここまでやってしまうのだったら、メモリーの増設や、より大容量のHDへ交換ができるとかして、PCとしても使えるようにして欲しかったですね。OSは、Linuxを採用しているんだから、小型サーバーとしても使えるし、Webブラウジングやメール専用端末だけでなくPCとして十二分に仕事をこなせると思うんですよね。ここまで、消費者に金を払わせる高級機になっちゃったんだから、ゲーム以外でも使えるようにしてもらわないと、納得イカンですよ。やっぱり、「VAIO」への「Windows」供給が停止されると困るから、SCEIはSONYグループとしてMicrosoftに遠慮しているんですかね。

というわけで、自分の場合は、価格もあって「PlayStation3」を発売日に買うかは微妙。「Gran Turismo」、「FINAL FANTASY」、「スーパーロボット大戦」あたりが出たら買うかもしれませんが、恐らく、制作費のコスト高で、ソフト代が1万円前後になるだろうと予想されるので、いい加減ゲームから足を洗ってもイイかとも考えております。

--追記--
ニャー速。」さんの「●PS3 60GB(標準版)、「75,390円」に価格が決定!」エントリーに掲載されていた情報によると、「PlayStation3」の60GBモデルの日本での価格が判明したそうです。なんと、71,800円(税別)で、税込価格だと75,390円(高!!)だそうです。「楽天市場」の「アットワールドオンラインショップ」で、この価格で予約を受け付けているそうです。ただし、通販で格安販売を行っている所の価格なので、オフィシャルの販売サイト「PLAYSTATION.COM」の価格が、まだ判明してないので、あくまで暫定的なものだと思ってた方がイイかと思います。もう少し高い可能性アリです。しかし、「Mac mini」の1.5GHzモデルの価格74,800円(税込)と同価格帯とは、一体SCEIは何をしたいんだろう。もしかして、昔々、ORACLEが提唱してたNC(ネットワークコンピュータ)を、「PlayStation3」でやろうとしているのでしょうか。だとすれば、成功の鍵は、ゲームソフトにあるのではなく、Googleが展開しているようなネットワーク経由で使えるWebアプリケーション(サービス)がどれだけ充実しているかということになりますね。「Mac mini」みたくキーボードとマウスを後から買う必要があるかもです。以外とSCEIが考えている野望は大きいかもしれませんね。それが吉と出るか凶と出るか、失敗すればSONYのSAMSUNG身売り話も本格化するだろうから、一世一代の大バクチといっても過言ではないでしょう。

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>> PS3、59,800円って高くない? from 新聞記事・ニュース批評@ブログ
 確かにBlu-ray Discや20GのHDDなど色々と搭載しているのは分かりますが、ゲーム機にこれだけの値段を出す人はそうそう多くないでしょう。

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このページは、naganagaが2006年5月 9日 17:43に書いたブログ記事です。

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