Computer
Appleが、純正アプリ「Boot Camp」で、正式に「Windows XP」の起動をMacに対応させました。
なんか、Macで「Windows XP」動かそうコンテスト(Windows XP on an Intel Mac)で、ユーザー同士で盛り上がったのが、なんか無駄になったような気分にさせる事が発生しましたヨ。なんと、Appleは、Intelプロセッサ搭載MacでMicrosoftの「Windows XP」の利用を可能にするソフトウェア「Boot Camp」を発表したんですね。今回のは期間限定の試用版としてライセンスされるパブリックベータ版なんだそうで、製品版は次のバージョン「MacOS X 10.5 "Leopard"」に組み込まれるそうです。ということは、8月のWWDCでサプライズ発表するつもりが、ユーザーの方が先に「Windows XP」の起動に成功しちゃったから、慌てて出してきたって感じがしますヨ。Appleは、「作ってんなら、さっさとリリースして欲しかった。」と後から批判されるとマズイと思ったんでしょうか。それとも、「Windows XP」の起動するツールの公開が、「Boot Camp」の開発を促進したのか。まぁ、ユーザーとしては「Windows XP」が動けば問題ナシということで、理由なんてどうでもいいです。
アップル、「Boot Camp」を公開--Intel MacでWindows XPが利用可能に
アップルコンピュータは4月5日、IntelベースのMacでWindows XPの利用を可能にするソフトウェア「Boot Camp(ブートキャンプ)」のパブリックベータ版を同社のウェブサイトで公開した。
引用先 CNET Japan:ニュース
しかし、さすがに純正アプリの強みか、「Windows XP」起動までのステップが、より簡単になってますね。ただし、「MacOSX 10.4.6」以降を搭載したIntelプロセッサ搭載Macで、4月5日に公開された最新ファームウエアにアップデートされていることが条件ですけどね。恐らくこの最新ファームウエアが、EFIにBIOS互換の機能を提供する互換性サポート・ モジュールであるCSM(Compatibility Support Module)を組み込んだと思われますヨ。なんか、ハードディスクのパーティションを「Disk Utility」などを使って複数作っている場合は、「Windows XP」をインストールできなくなるそうなので注意が必要です。後は、「Windows XP」にMac用のドライバーをインストールする為のディスクを作成する為に必要なブランクCD-R/DVD-Rと、「Windows XP Home Edition/Professional SP2」のインストールディスクが必要です。
純正アプリなんで、懸案だったドライバー関係が全て解決されてます。さらに、ネットワークの接続や、オーディオ出力、AirMacでの無線通信、Bluetooth、キーボードからのメディアは排出するためのEjectキーの使用や、ディスプレイの輝度調節など、Macに用意された便利な機能も使えます。しかも、「Windows」側なんですが、Windows updateも使えるそうで、ここまでできればApple製Windowsマシンですね。(苦笑)
両OSの切り替えは、起動時にOptionもしくはAltキーを押すことで、起動ディスクを選択する画面が現れそうです。「MacOS 9」と「MacOS X」のデュアルブートができてた頃と同じですね。もちろん、どちらもデフォルト起動できるように設定できるそうなので、起動の頻度が多い方を優先できます。
「田中俊光のblog」さんの「Boot Camp (3)」エントリーによると、Windows以外のOSを起動させることも不可能ではないらしく、PC用LinuxのLiveCD「KNOPPIX」が起動できることを確認したそうですよ。ただ、「ZETA 1.1」のLiveCDは起動途中で止まったそうです。「Be OS」系の「ZETA」は、裏切られ続けたMacのハードが嫌いなようです。(笑)
Macユーザーから見た、「Windows XP」を起動できるメリットなんですけど、個人的には、ゲームとP2Pぐらいしか思いつかないですね。Winでしか使えないアプリも持ってないですし...。Mac使っているユーザーって、Windowsマシンが多勢を占める状況で、あえてMac(「MacOS X」)を選んでる人間なんで、「Windows XP」をメインで使うっていう人は少ないんじゃないかなと思ってます。Win環境へMacユーザーが大挙として移行するんじゃないかと思っている人もいるようですが、Appleが「MacOS X」を「Windows」より見るからに劣るOSにしない限り、それが起きるとは思いくいです。とりあえず、「Boot Camp」のお陰で、今まで「MacOS X」と「Windows」を別々に入れた2台のマシンを使ってたユーザーは1台にする事できるとか、なんでも動く最強環境(それなりの資金必要)が手に入ったので、Mac使っているから不自由という悪口を言われなくて済むなと思ってるぐらいだと思いますヨ。
逆にWindowsから移行してきた人(したい人)には、仕事で使うWin用のアプリとか、使う頻度は少ないけど、とりあえず捨てられないWin用のアプリを使える環境ができたのはよろしい事ナンじゃないでしょうか。これで、「MacOS X」を使い続けてくれるのだったらAppleにとっては、ユーザー数の増加という面でありがたいことなんじゃないでしょうかね。Microsoftも、OSのパッケージが売れ続けるのであれば、Macのハードが今以上に増殖しても問題無いので、攻撃する意味無いし、そのうちプリインストールしてくれとか言い出しそうな気がするけど、我らがiCEOは、それは受け入れないでしょう。ただ、これでMacに移行してきたユーザーの中で、何故か「Windows」を使い続けてますっていう、意味のない使い方をしてる人も現れそうですけど。
この件で、Intelプロセッサ搭載のMacが欲しくなっちゃったけど、再三にわたって書いてきているようにWebサイトのデザイン検証作業のために「Windows」を起動する事がメインになると思うので、デュアルブートだと使いにくいということは変わりないので、やっぱりスルーします。早く出てこい「Virtual PC」なんですけど、この件でちょっと雲行きが怪しくなった様な気がしてます。やっぱり、もう少し様子をみてようと
コメント [2]
会社のIntel iMac、MacBook Proに入れましたよ〜。
MacBook Proに至っては、社長がインストールする為だけに今日買ってくる事態。(^^;
結構普通に動いています。課題はMacBook Proでキーボードの漢字変換と右クリックが無い事かな。
>Niiさん
やっぱり、インストールしてましたか!!
なんか、MacってWinマシンとしても優秀らしくて、FF-XIIベンチでは、かなりイイ数値を叩き出したとか。
これで、手持ちのWinマシンはお払い箱ですか?