Naga Blog

Motorcycle

新興メーカーCR&Sの「Vun」は、手作り感が新しい?

CR&S Vun

このCR&Sって会社の名前って聞いたこと無いなと思われる方多いと思いますが、それもそのはず、このモデルがデビュー作になります。製造は、どうもイタリアでやっているみたいなんですが、経営はドイツのようなんです。しかも母体はバイク屋っぽいと、なんかよく分からん会社です。そんな所が作った「Vun」ってモデルなんですが、このモーターサイクルを初めて見た時、その色もあったのかと思いますが、身を取った魚の骨みたいな、斬新なのか適当なのかよく分からんデザインのモデルだなと思いましたヨ。

なんか、こう手作り感がプンプンだと、勢いでフレームまで作っちゃったショップコンプリート車って感じですよね。デザインも、どこかから部品を流用したかのようなツギハギした感じで、バラバラしているなという印象です。だから、これといってナンかいうこともないんですよね。ふと、車体の細さと、Ducatiっぽく組まれたフレームを見てると、かつてYAMAHAが出していた「SDR」ってモデルを思い出します。まぁ、そんなところです。

Motor Box」の記事によると、エンジンは、Rotax製の水冷4バルブ単気筒で、排気量は652ccになっています。BMWの「F650」シリーズに登載されているエンジンと言えば、おなじみですね。ただし、そのまま載せているのではなく、軽いチューンが施され、ピークパワーが68hpまでアップしています。後、面白いのはエアクリボックスの位置で、リアシートに貼り付くように設置されています。車体幅が小さいので容量の確保が目的なんでしょうね。他に、エンジン下の巨大なサイレンサーも印象的ですが、これにキャタライザーが入っているかは未確認です。

リアサスペンションは、Ohlins製が採用されていて、シルバーの車体色に黄色が映えてます。フロントは、ちょっとメーカーが分からなかったのですが、ブラックアルマイトでコーティングされたインナーチューブの正立フォークは、なんかスゴイ。さらにボトムケースにはブレーキキャリパーがラジアルマウントされていて、なんか、古さと新しさが同居している感じで面白いですね。

これで、車体は乾燥で135kgとかなり軽いので、意外と速そう。ただし、強い風の日は飛ばされそうですが...。

しかし、この「Vun」って12,850ユーロ(約181万円程)するんですと言われると、ちょっと引くかな。手作りなのと、細かいところを見ていくと確かに高い価格設定になるのは分かるのですけど、手作り感丸出しでは、全く見栄が張れないよなぁ。せめて、同じく手作りのa href="https://bimota.it/" target="_blank">bimotaぐらいのデザインクオリティは欲しいところですよね。平行になると思うけど、日本に入ってくるのでしょうか?

トラックバック [1]

トラックバック

>> こんな加工もやってます from 地味ログ東洋硬化.うろつき雑記
{/kaeru_fine/}{/hiyoko_cloud/} おはようございます。 今日は成人の日です。ナイスタイミングに風邪で発熱していますが、明日...

About this entry

このページは、naganagaが2005年12月 2日 17:22に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「アメリカ版「新世紀エヴァンゲリオン」は、頓挫してなかった。」です。

次のブログ記事は「寒い冬でも元気に走り回っております。」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。