いやいや、びっくりしましたね〜。AdobeとMacromedia合併ですか。まず、誰も予想していなかった組み合わせなんじゃないですか。WEBオーサリングツールの分野でMacromediaの後塵を拝してきた、印刷業界向けツールでは覇者の同社が、ライバルを買収することで、この業界での覇者の地位を獲得するという荒技をやってのけました。この合併で、WEBオーサリングツールの分野は、いきなり1強多弱の時代を迎えたのですが、この巨大な相手を向こうに回して戦いを挑む企業が現れるのか興味が尽きませんね。

アドビ、マクロメディアを34億ドルで買収

米アドビ システムズは4月18日（米国時間）、米マクロメディアを約34億ドルで買収すると発表した。株式交換による買収となり、マクロメディア株1株につき、アドビの株式0.69株が割り当てられる。

引用先：CNET Japan：ニュース

まぁ、そこら辺の事は経済アナリストにお任せするとして、日常的に使っているユーザーにとっては、競合する製品のいずれが残っていくのか気になるところですね。

すでに｢LiveMotion｣を叩きつぶした｢Flash｣は安泰でしょうから問題ないです。｢FreeHand｣と｢Illustrator｣は、シェア率の圧倒的な間違いなく｢Illustrator｣が残るでしょうね。後、｢FireWorks｣も、競合しているけど、ほとんど使われてないと思われる｢PhotoShop｣のおまけの｢ImageReady｣は消滅は確定でしょう。ただ、｢FireWorks｣が｢PhotoShop｣のおまけになっちゃうのは、ちょっと困るなぁ。できれば、単体で売ってくれることを希望します。一番難しいのは、｢Dreamweaver｣と｢GoLive｣。どっちもいいソフトなんで、微妙だなぁ。どっちが残るにしても、両方のいいところ取りでお願いしたいところですね〜。CSS時代に合ったソフトに進化してくれるといいですね。

どっちにしても、駄目駄目なMacromediaのUIが、Adobeライクの使いやすいものに変わってくれることが一番嬉しいかも、今から、次のバージョンアップが楽しみですなぁ。

と喜ぶだけとはいかないんですね、間違いなくボックスセットが出てくると思うのですが、なんかくそ高くなりそうな悪寒。
今で、｢GoLive｣付の｢Creative Suite Premium｣が13万円近くもするんで、これに+｢Flash｣って感じになると20万円近くっすか。初回きついですね。まぁ、｢Studio MX 2004｣のユーザーなんで、アップグレードが効くのが嬉しいけど、3万ぐらいで抑えていて欲しいなぁ。4〜5万円は、正直個人では非常にきついです。

後、あの悪名高きMacromediaのアップグレードポリシーはどうなるのでしょう。もしかしたら、Adobeに引き継ぎ?それだけは、勘弁願いたいと思います。とかいっても、律儀にアップグレードしちゃうんですけどね。まぁ、希望をもっていきましょう。

--追記--
とりあえず、AdobeによるMacromediaの買収完了は、今年の11月だそうなので、｢Studio MX 2005｣のバージョンアップはあるのか、微妙ですね。できれば、合併のゴタゴタで来年になってくれると、財布が軽くなるのが遅れるので嬉しいですね。