｢iPod shuffle｣と、｢Mac mini｣の熱狂ぶりも冷めやらぬ今日この頃ですが、日本時間31日の真夜中に新しい｢PowerBook G4｣がいきなり登場しました。これぞ、寝込みを襲うという表現がぴったりなタイミングですねぇ。既に、Appleのサイトも変更され、新しい情報が掲載されています。発売は2月1日からだそうです。

さて、この新しい｢PowerBook G4｣なんですが、一部でいわれていたような外観デザインの変更は行われず、CPUも従来のG4チップの高速化版が搭載されています。待望視されていたG5チップは、今回も搭載されませんでした。残念。12インチモデルが1.5GHz、15インチ・17インチモデルが1.67GHz、となり、G4チップでは最速マシンに生まれ変わっているので、性能的には不満足ということはなさそうです。しかし、今回は処理スピードのアップだけじゃないんですねぇ〜。新しい装備が追加されていますヨ。

一番目を引くのはなんといってもトラックパッドのみで、スクロールをできるようになったことでしょう。いままでだと、スクロールバー終端のスクロールスイッチまでカーソルを持って行って操作しなければいけなかったので、この機能で操作はだいぶ楽になりますね。上下、左右、斜めと自在にスクロールできるそうで、実際どのように動くのか早く見てみたいです。

今まで、ノートPCはその携帯性が災いして、よく落っことして壊れたなんて話を聞くことがありますが、この新しい｢PowerBook G4｣は、緊急モーションセンサーなるものが付いていて、本体の不意の動きを察知すると、ハードディスクのヘッドを即座に退避させて、落下の衝撃でハードディスク盤面が傷くことさける事ができるそうです。ただ、可能性という文字が書かれてあるので、100%ではなさそうですね。このセンサーは、マシンが水平に戻ったことを感知すると、ちゃんと自動的にハードディスクのヘッドのロック状態を解除そうです。さすが...。

最後はちょっと地味目に8倍速で書き込める新型のSuperDriveが登場ってとこですかね。その他にも、ビデオチップの変更等々細かい性能の向上がされています。

結構、価格から考えるとお得な内容かなと、個人的には思っているのですが、いかがでしょうか。スルーしてG5搭載の｢PowerBook｣を待つか、それとも否か。非常に微妙な時期だけに、購入判断はかなり難しいですね。自分的にはかなり欲しいです。特にスクロールできるトラックパッドはストライクですね。後は清水の舞台から飛び降りるだけの勇気があるかなんですが、正直懐事情を考えると、今は難しいかなぁ〜。