12日から始まった毎年恒例の｢Macworld Conference & Expo/San Francisco 2005｣が始まりました。今年は怒濤の新製品ラッシュということで、かなり盛り上がっております。昨年末から、噂系サイトで囁かれていたのと、突然の｢Xserve G5｣の2.3Ghzモデル投入で、今回は凄いことになるかなと思って内心期待していたんですよ。実際フタを開けてみると、個人的にはAppleらしく期待を上回る内容でした。今回の目玉はなんと言っても｢iPod shuffle｣と｢Mac mini｣なんですが、物欲フェロモンプンプンですね。もう、｢iPod｣も、｢Power Mac G5｣を所有しているのに、すっごく欲しくなっちゃってます。特に｢Mac mini｣イイです。

フラッシュメモリの｢iPod｣をAppleが開発中という話を聞いたとき、なんでわざわざ｢iPod｣魅力を削ぐようなマシンを開発しているのか理解に苦しんでいたのですが、実際に発表された｢iPod shuffle｣は名前の通り、少ない曲数を逆手にとってシャッフル再生に特化させたマシンなっていて、コントロール用の液晶画面もないという潔いマシン構成なっていました。基本的にシャッフル再生で、アルバムを順に聴きたきゃプレイリストを｢iTunes｣で作って送り込めばOKっていうのは、一見不便そうに思えますが、実際、日々｢iPod｣を使っている人間としては、手持ちの音楽ライブラリーをすべて｢iPod｣にぶち込んでいるという違いはありますが、基本的にシャッフル再生で、アルバムを順に聴きたきゃプレイリストを｢iTunes｣で作って送り込んでます。そう考えると、必然的に｢iPod shuffle｣の方法で充分って言えるわけですね。ちっちゃい液晶画面で再生リストの変更ができなきゃヤダって人をマイノリティと判断して切り捨てるところはAppleらしいです。

しかし、こんなの出されると後続する他社は大変だろうな。SONYあたりが次に出してくる製品がどうなってるか楽しみ。

話は変わって、｢Mac mini｣初見で思ったのは、弁当箱でした。上蓋のAppleマークが赤かったら完全に日の丸弁当Macなんて言われていたかもしれませんね。冗談はさておき、この｢Mac mini｣は、Appleにとっていろんな意味でリベンジという意味合いを持ったモデルなんだろうなと思います。その形は、デザインが評価されながらも様々に問題で人気が無くなり、消えていった｢Power Mac G4 Cube｣の面影を見るようですし、そのサイズは、黎明期に家庭でのインターネット端末を目指した｢Pippin@ATMARK｣を思い出させます。マウス・キーボードレスというところなんかゲーム機っぽいですもんね。替わりにゲームパッドが付いてたりしたら面白かったんですけどね。もしかしたら、DVDを差し込むだけでゲームソフトが起動する機能が追加されるかもしれませんが、Appleは悪い夢をもう一度見る気はないと思うので実現することはないでしょう。ただ、見た感じ上記の2モデルの成功していたところをミックスして、PCとして完結させることにより完成したのが｢Mac mini｣のような気がします。だから、とっても魅力的に見えるのかもしれません。

それにしても、このマシン見ていると色々と用途が思い浮かびますね、セカンドマシンとしてだけではなく、自前Webサーバとして使ってもいいし、家庭内ネット内だとNASみたいに使うのもいいかもしれませんね。ただ、NASとしてはHDの容量が少なすぎるのが残念なんですよね。簡単にHDを変更できら嬉しいんですが、カバーを外した状態の｢Mac mini｣の写真を見る限り何か難しそうな予感がします。後、CPUがG4なんで不向きではあるんですが、複数台つなげて、家庭でグリッドコンピューターなんてのもいいかもしれません。もう、用途が思い浮かびぱなしなっちゃいそうです。まっまずい、脳内で妄想を膨らませていると、ドンドン欲しくなってしまうじゃないですかぁ〜。

ただねぇ、ちょっとショックなのは、先日ただで手に入れて5万円程掛けて改造した｢Power Mac G4 450改1Ghz｣より、｢Mac mini｣ってCPUから、グラフィックチップの性能まで含めて完全に上回っちゃっているんですよ。年末にメモリの容量上げたし...。な〜んか無駄のことをしたような気がするのは、気のせいではないと思いますヨ。6月の夏ボシーズンに仕事Macを｢Mac mini｣に変えてもイイかな。自腹切ってもあんまり痛くない値段だし...。今使ってるのは、ファイルサーバにするってぇのも悪くない選択だな。

そんなこんなで、Macが増えていく〜。