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新世代BMW第2弾、R1200RTとST。

bmw_r1200_rt_st_05.jpg

そういえば、BMWって新型の1170ccの水平対向2気筒エンジンを開発して、オフロードモデルのR1200GSを発売してから、他のオンロードモデルは旧世代のまんま販売していたんですね。てっきり、新型ラインに切り替わっているモノと勘違いしていましたヨ。ということで、本当に久しぶりにR系のオンロードモデルがやっと出ます。ここんところ、BMWは、日本車をも凌駕せんとする性能を誇るK1200Sの話題1色(自動車含まず)でしたからね。
どうも、一気に2車種も発売するみたいです。完全なツーリング指向のRTと、ツーリング+スポーツ指向のSTです。4気筒のK系との兼ね合いもあるので、R系のモデルが新型エンジンに切り替わるのは2〜3年はかかるでしょう。

2車種とも、デザインはK1200Sから始まった、日本車テイストを取り入れた新しいBMWのデザインラインに基づいてデザインされているので、先代の面影は全体のシルエットのみで、細部は大胆なデザイン変更をされています。ただ、基本コンセプトからは踏み外すことがないのが、真面目なドイツ流ですね。

RTは、ずいぶんアグレッシブになりましたねぇ。横からの写真だけなんで、予想なんですが、前が絞り込まれているような造形をしているので、原稿モデルのようなボテッとしたイメージは薄くなっていそうです。ここのところ、ツーリングモデルでもアッパーカウルは小さく鋭くデザインする傾向なので、BMWもそれにのっとった形にしたようですね。ただ、ミラーの埋め込まれたナックルガードはけっこう巨大な予感がします。このRTは、正面から見るとかなり個性的な造形になってそうです。

STの方は、その形状から恐らくRSの後継車種と思われるのですが、スポーツモデルのSのデザインのようにも見えることから、先代のRSよりスポーツ走行に重点を置いたモデルへとコンセプトを変化させているようです。縦目2灯となったアッパーカウル周りでデザインは、他社のスポーツのように挑発的にまとめられています。ただ、リア周りは大人しめにまとめられているので、ちょっとちぐはぐな感じがあるように思えるのが、このSTというモデルの立ち位置を示しているようで面白いです。ということは、BMWらしからぬスポーツモデル然としたSがこの後に控えていると考えるのは行き過ぎでしょうか。

エンジン関係は、「MOTORBOX」の記事によると、R1200GSに積まれている1170ccの水平対向2気筒エンジンと同じモノだそうです。110馬力のパワーを発生し、最高速度は235km/hまで到達するようです。ギア比等の変更で、RTの260kgの巨体をストレス無く加速させることが出来るエンジンのようです。性能的なことは、この元ネタがゴシップ的な情報なので、追って判明してくるでしょう。少なくとも、R1200GSから大幅に何かが変わると言うことは無さそうです。絶対的なハイパワーが欲しいのであれば、K系を買えと言うことなんでしょう。

今回の新型R系は、イタリア車的な明るさとか、楽しさを想定して作られているようですが、長年席巻してきたツーリングバイクの市場に、最近、ライバルとして力を付けてきたDuatiや、日本の4メーカーに対して、どれほどのインパクトを持っているのでしょうか。少なくとも、今、ツーリングバイクを買おうと思っているユーザーにとって、さらに選択が難しくなったのではないかと思いますね。

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このページは、naganagaが2004年11月29日 18:12に書いたブログ記事です。

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