最近話題の多いmozillaがついにFirefoxのバージョン表記を1.0にしました。といっても、既に数週間前からプレビュー版が公開されていたので、機能的な部分で｢おおっ｣と驚かされることは何もないので、はしゃぐ必要は全くないんですが、なんか嬉しいです。日本語版も既に提供されているようなので、早速ダウンロードしました。
ここのところの、IEの重大な脆弱性連発のお陰で、シェアを伸ばしているFirefoxですが、今回の1.0発表は、絶妙のタイミングでしたね、お陰様でアクセス数の急増でサイトの表示がむちゃくちゃ重いですよ。これからダウンロードされる方は回線の細い日本サイト経由じゃなくて、直接本家行ってダウンロードした方がいいみたいですね。
本家のダウンロードページ>>

Firefox、待望のバージョン1.0がリリースに

Firefoxブラウザのバージョン1.0がついにリリースされた。19カ月にわたる開発期間中に2度の名称変更を経験した同ブラウザだが、プレビュー版はすでに800万回以上ダウンロードされている。

引用先 CNET Japan：ニュース

Mozilla系のブラウザーのシェア躍進の影で、90%以上あったIEシェアがじわじわと減少しているようですね。既にMac版は終わっていますし…。といっても、Windowsのシステムの一部になっているIEなんで、悪くても80%台のシェアは維持するとは思いますけどね。Mozilla系のブラウザーはOSにバンドルで無い以上インストールする手間があるので、インストール作業に恐怖心を抱いているライトユーザーや、作業を面倒だと思うユーザーは、IEを使い続けるのではないかというのが根拠です。PCメーカーがバンドルするとなると80%を下回る可能性も出てくるとは思いますけど、MSに睨まれるのを覚悟でやれるメーカーは、そう多くはないのではないかな。

まぁ、今でもヘビーユーザーのマシンには、ブラウザーが3つぐらいインストールされているというのは、当たり前なのでブラウザーのシェア率って、Mozilla系のブラウザーのシェア躍進でさらに曖昧になってくるような気がします。

ただ、個人的には他のブラウザーがある程度のシェアを握ってくれることは大歓迎なんですよね。IEって、セキュリティがらみの不良品さがよく報道されるんですが、実はCSSのレンダリングに関しても不良品かと思うくらい独自仕様やバグが多いんですよ。W3CなんぼのもんじゃいというMSの声が聞こえてくるぐらいに…。これが、シェアの低下で覆ってくれるとうれしいですね。次期Windowsに添付される予定IE7.0が、W3Cの勧告に添った仕様になってくれて、変な裏技を使わなくてもMozilla系のブラウザーと同様の表示結果が得られるようになればと願ってやみません。敵がいないとMSは品質改善に消極的なのは問題だと思うけど…。

｢CSSバグリスト｣っていうブラウザーのCSSバグを集めたサイトがあるんですが、これがIEがダントツに数多いんです。使っている人が多いのでバグが見つかる可能性が高いと言うのもありますが、ちょっとウンザリ。
自分はサイトの製作はMacで行っているんですが、とりあえず、標準のSafariの他に、Mozilla、Firefox、Camino、Opera、Mac版IEでチェックしています。最近は、特性が分かってきたのであまり不具合は出なくなりましたが、Win版、Mac版共にIEにはいつも悩まされています。Mac版IEでOKと思ってWin版IEで見たらレイアウトが崩れてましたって事がしょっちゅうです。逆もまたしかり…。最終的に、これらのブラウザーで問題ない状態までは持って行くのですが、大変です。
ただ、Winマシンで制作するのと違って、IEに偏ってしまう事がないので、こういった事を見逃してしまう事がないのが利点ですかね。

Win版、Mac版共にIEには、色々と信じられない現象が起きるので知らないうちにCSSのスキル(っていうかバグ回避の知識?)がアップしておりましたよ。そういう意味ではMSには大変感謝しております。