Political and Economy
小泉首相訪朝に思うこと…。
小泉首相訪朝で揺れた週末でした。ひとまず、拉致被害者の家族の奪還が主目的だったので、5人の奪還成功という事実だけを考えれば、今回の訪朝は成功といえるでしょう。ただ、その他の事柄に関しては、敗北の二文字を書かざる得ないのが正直残念です。
たった90分前後のしゃんしゃん会談だったので、北のズル剥け将軍に主導権を握られたかな〜と思っていたら、どうもそのとおりだったようで、小泉首相は、北のズル剥け将軍のお出迎えさせられた挙げ句、その立ち位置まで北朝鮮の役人に指示されていました。あんな姿を見せられると、今回の敗北に拉致被害者家族会の皆さんの怒りはごもっともだと思います。
会談の内容も、時間が経っていろいろと出てきましたね。北のズル剥け将軍に完全にコケにされた会談だったようで、拉致被害者家族と引き替えに、まんまと援助物資をせしめた北のズル剥け将軍はさぞかしご満悦のことでしょう。ついでに制裁発動無しというおまけ付きだしね。
拉致家族会の怒りの矛先を一心に受ける小泉首相の顔を見るに付け、悔しさが滲んでいるように感じてしまいます。ホントはこうなる予定じゃ無かったんだろうな〜。
前回の会談が成功だったから、脳天気な我が国の外務省は、北朝鮮をナメてかかってたんでしょうね。あれだけの数の外務官僚が事前に北朝鮮に行っていたんだから、こっちの手の内はモレモレだったと思っても考え過ぎではないだろうと思うし…。もう、生前説に頼って外交するのは止めほしいです。この調子だと、北のズル剥け将軍の「再調査します」っていう言葉を本気で信じているんじゃないかと思います。今回の外務省官僚の失策を考えると、満足できる調査結果は望み薄のような気がしますね。
少なくとも、今回の件で拉致被害者を盾にすれば、日本からの援助をせしめる事が分かったから、拉致がらみの情報を小出しにして、援助くれ〜ってたかってくるんだろうな。もう、この点だけで拉致被害者家族会の皆さんの主張に100%賛同させていただきます。
ただ、この無関心国家日本の国民(馬鹿マスコミ)は、この敗北を小泉首相一人の敗北と考えているようですが、日本政府、いや、日本国の敗北なんだということを国民は肝に銘じなければいけないと思います。情報戦という目に見えない戦争で敗戦したのですヨ。もはや、情報機関無しの外交は立ち行かなくなっているのではないでしょうか。
ただ、「いや〜完敗です。」っと言ってられないので、この次をどうするか自分なりに考えてみました。
- お粗末な外務省官僚が元工作員や元政府関係者の目撃証言を地道集め、可能な限り検証する。
- 日本の国民の権利制限にご執心でたよりない警察力を総動員して日本国内に潜伏する北朝鮮工作員をあぶり出し、拉致された日本人の証言を聞き出す。 >
- 日朝平壌宣言を北朝鮮は確実に破るので、腰が引けてる事なかれ主義の国会議員を説得して容赦なく制裁を発動させる(そぶりを見せる)
- その調査結果をもって北朝鮮に拉致日本人の解放を迫る。
書いてて、「無理だろうな」と考える自分が居ることに気付く自分に、落胆してみる…。
「返してください」って北朝鮮のズル剥け将軍にも土下座外交を続けていくのか…。情けないな…。