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イマイチ、グッと来ない今度のVAIO。
今回のSONYさんちのVAIO絡みの新製品は、一見凄そうに見えるけど、何か的外しているように感じるのは自分だけでしょうか。
目玉は、Appleの「iPod」の対抗製品となる、ハードディスク内蔵ポータブルミュージックプレイヤーの「VAIO pocket」と、世界最小のノートPCを謳う「VAIO type U」なんですけど、詳細を流して読んだ時は、やるじゃんSONYとか思ったんですが、熟読してみると、こうなんかグッと来ないんですね、グッと。
ソニー、VAIO第2章で新製品を一挙公開:iPod対抗品も登場
「VAIO第1章は成功に終わった。今日VAIOは生まれ変わり、VAIOビジネス第2章が幕開けする」。ソニーのIT&モバイルソリューションズネットワークカンパニーNCプレジデント木村敬治氏はこう述べる。ソニーは5月10日、新VAIO製品群として、デスクトップPCやノートPC、さらにはiPodの競合製品となるハードディスク内蔵ポータブルミュージックプレイヤーなどを一挙に公開した。
引用先:CNET Japan:ニュース
小ささがウリの「VAIO type U」ですが、小さいのはいいけれど、使う用途が思いつかないです。ウェアラブルコンピュータとして使ってくれって事なのかな。けど、そこまでしてPCを肌身離さず持ってなくちゃいけない人って今いるかな。普通に使う分にはB5ノート方が良さそうです。小さくすればいいってモンじゃないよっていう見本みたいなPCですね。他の「VAIO」シリーズも高画質映像を実現したtype V以外は、可もなく不可もなく無難にまとまってますね。第2章の始まりってわりにはちょっとなんだかなぁ。
次は、注目の「VAIO pocket」の方なんですが、カラーディスプレイを搭載しているのと、約20時間というバッテリー駆動時間が「iPod」より優れているのがウリらしいのですが、悪くいうとそれだけ、サイズも「iPod」より一回り大きいし、重量も「iPod」の158gに比べ195gとやや重い。HD容量も20GBしか選べないです。
ウリの一つであるカラーディスプレイもちょっと懐疑的。曲検索の時の文字情報の表示に使うだけなのにカラーはいらんでしょ。レコジャケとか、「iTunes」のビジュアライザーみたいなのを表示させるつもりなんでしょうか。ポケットとかバックに突っ込んで使う機械なのに意味があるのかな。インターフェースもあまり良さそうじゃないな、数千曲の中からお気に入りの一曲を探すのが大変そう、検索ボタン連打アンド押しっぱなしって感じてすね。なんで携帯電話の電話番号検索で評価の高いジョグダイヤルを付けなかったのかがとっても不思議。
Appleの「iPod」のサクセスストーリーを意識した製品らしく、この「VAIO pocket」も「Connect」という音楽ダウンロードサービスが受けられるんですが、案の定というかアメリカだけで国内展開は計画中だそうです。「モーラ」あたりはすぐに対応しそうなので、そこらへんは「iPod」より不自由さは感じないかもしれませんね。
後、SONYは死ぬほどAppleが嫌いなので、いつものことですがMacはサポートすらされていません。する気もないみたいです。Macユーザーで、「VirtualPC」使ってまで「VAIO pocket」使いたいっていうぐらいSONYファンではないのであれば、素直に「iPod」を買った方が良いでしょうね、使いやすいし...。価格が戦略的とかならまだいいけど、同じHD容量の20GB「iPod」よりも1万円近く高い53,000円前後だそうです。
やっぱり、個人的には「iPod」の15GBモデルが欲しいなぁ。電車移動とかしないからリモコンレスでも問題ないし...。
コメント [2]
ソニーは好きなので、VAIO pocket期待していたのですが、インパクトがないですよね。残念だなぁ。
>chocolatさん
個人的には「VAIO pocket」より「PSP」に期待しています。UMDに書き換えメディアが出てきて、PCで編集したものを「PSP」で再生できるとスゴイ。ゲームや映像も出来るので音楽だけの「VAIO pocket」より魅力的だと思います。