Political and Economy
「Conflict Map」を見て…。
「GOING MY WAY」さんところで「Conflict Map」というところのマップが紹介されていました。ノーベル賞で有名なノーベル財団のサイトの一部なんだそうですが、このマップの下に付いている年代が書かれたスライダーを動かすと、その年代に起こった戦争が地図上に表示されていきます。戦争アイコンにマウスカーソルを持って行くと、その戦争の詳細が分かる仕組みになっています。
戦争の世紀といわれる20世紀ですが、前半はヨーロッパを中心に、植民地の境目などで戦争が起こっているのですが、第二次世界大戦後から、アジアや、アフリカで紛争が増えていき、1980年代の冷戦構造の終結から戦争アイコンの量が一気に増えていきます。世紀を越えてからはアフリカは戦争アイコンで真っ赤かです。これだと戦争復興が始まったら戦争やって、終わって戦争復興が始まったら戦争やっての繰り返しをしているように感じます。強国に植民地支配されている時代の方が戦争が少ないというのも皮肉なものですね。
戦争の原因って、民族や人種、宗教、領土、貿易などがあります。難しく書けばいくらでも書けるのですが、結局は自分たちの身の回りで起こっている隣人とのいざこざと同レベルなんですよね、隣の奴が嫌いだとか、隣が金持ちなのが気に入らない、オレの土地を勝手に使ってるといった感じですね。ただ、残念ながら国際社会という巨大な村社会では、これら問題を解決できる法が無いし、みんなヤクザだから、法があっても守る気がないので、輪になって脅し合い、最後は殴り合いでしか物事を決することができないですよね。勝ったら勝ったで他人の土地で好き勝手するモンだから恨まれるし、復讐されて、殴り合いは繰り返される訳ですね。古代の都市国家の時代からやってることは何にも進歩してないんですよ。
冷静になって話し合えば解決できる事は多いと思いますが、戦争が減らないのは、世の中、強欲な人と血の気が多い人が多過ぎるからかもしれません。人は、このことに自ら気付いているということは、まずあり得ないので、それが人類にとっての一番の悲劇かもしれませんね。
まぁ、自らの意志で戦地へ行って人道援助や取材活動をしている人が、国の国策が原因で反対する勢力に交渉の材料にされたのに、捕まるアイツらが悪いという無責任な自己責任論がまかりとおる国の一国民が言えた義理ではないですけどね。