2009年5月 Archive
少しマシにはなったけど、お上にすっかりキバを抜かれて「Streetfighter」が日本市場に登場するそうです。
先日、欧州で販売が開始されているDucatiの「Streetfighter」の日本導入が正式に決まったそうなのですが、やっぱり、日本の苛烈な騒音規制に対応させる為にディチューンされるそうです。「Response」の記事によると、本来の「Streetfighter」は、ピークパワーが9,500回転で155hp、最大トルクが9,500回転で11.7kgmという性能なのですが、これに対し、日本仕様は、ピークパワーが7,000回転で106hp、最大トルクが7,000回転で10.9kgmといった感じになってます。
昨年、同じ水冷4バルブの2気筒エンジンを積む「1098 R」が、公道仕様で、なんと5,500回転で78hpと、サーキット仕様に対して100hpもディチューンされて発売された時とは違い、今回の「Streetfighter」のディチューンは、「1098 R」よりはマシになったとはいえ、ピークパワーで46hp、最大トルクで0.8kgmも下げられています。凄い性能を持ったストリートファイターネイキッドモデルというのをウリにしている「Streetfighter」が、同クラスのネイキッドモデルを比較しても凄くない性能の単なる普通のネイキッドモデルになってしまいしたヨ。Ducatiのエンジンはメカノイズがスゴイので、エンジン剥き出しのネイキッドモデルは、大幅にパワーダウンも強いられるだろうとは思っていたのですが、思ったよりも下げ幅が少ないのはDucatiの開発者の努力の賜でしょうか。
Ducati Japanの発表では、「ビッグボアトルクは損なわれることなく、同クラスにおけるトップクラスのトルク・ウェイト・レシオになるとしている。」という事ですので、乗りやすくはなっている模様。ですが、日本の道路事情とか、そこまで使い切れる乗り手は少ないとはいえ、買うとなると何だか損をした気分。95hpで10.5kgmというアンダーパワー前提で開発されてる空冷エンジンの「Monster 1100」の方が楽しめるかも。
価格は発表になっていませんが、7月11日から店頭販売だそうです。
Fischerの「MRX」、エンジンをSUZUKI製に変更して発売開始だそうです。
米国にFischerという小さなスポーツモーターサイクルメーカーがあるのですが、ラインナップする唯一のモデル「MRX」の2009年型が販売を開始するそうです。
数年前、「MRX」が発表された時、米国車らしくなく日本車や欧州車を思い起こさせるデザインで、ネット界隈で話題に上ったのですが、搭載されているエンジンが、韓国メーカーHyosungの「GT650R」に搭載されているエンジンという事で、大いに落胆したのを覚えています。その後、Hyosung製エンジンを搭載した「MRX」が発売れたかは分かりませんが、格好良いデザインだけのハッタリモデルという印象が強く、個人的には欲しいという衝動は全くありませんでしたね。自分だけじゃなく、ネット界隈ではそう思っていた人は多かったようで、残念という評価が多かったのを覚えています。
その評判が、Fischerの耳に入っていたのかは分かりませんが、2009年型の「MRX」は、各部の設計の変更と改良を施され、エンジンをHyosung製からSUZUKI製に変更。スーパースポーツの名に恥じないモデルとなったようです。
仕事に必要だったので、Nikonの「COOLPIX P6000」を中古で買いました。
仕事に使う為に、持ち歩けるデジカメが欲しかったのですが、先立つモノも、目立って目減りしてきた今日この頃、流石に5万円以上の出費は苦しいので、仕事の受注が増えたら買おうと我慢してきました。
仕事で写真を撮影しなければいけない場合は、自分のでは無いのですけど家にNikonの「D40x」があるので、それを使っていたのです。古くても一眼レフの性能的には申し分ないので問題無かったのですが、出先で急に撮影になる事が多く、共同所有という事で、いつも持ち歩くわけにも行かないので困っていたのですヨ。しかも、大きいので鞄に忍ばせておくことも出来ません、
漠然とコンパクトデジタルカメラが欲しいなと思っていたのです。さらに一眼レフ並か若干下回る程の性能があって、価格が安ければ良いなと都合のいい事を思っていた訳ですヨ。
先日、たまたま遊びに行ったビックカメラ岡山店地階のソフマップで、36,000円で売られているのを発見。「COOLPIX P6000」はオープンプライスのなので正確さに欠けるのですが定価が60,000円前後らしいです。同じビックカメラのカメラ売り場で新品が51,000円、Amazonで41,000円前後という価格でしたので、「COOLPIX P6000」は現行機ということもあり、余裕な金も無いのに、清水の舞台から飛び降りて買っちゃいました。
Cannonの「PowerShot G10」も似たような価格で売られていたので迷ったのですが、Nikonのカメラに馴れているという事だけで、「COOLPIX P6000」を買いました。
「ラクをしないと成果は出ない」は使える自己啓発本です。
今回読んだのは、大和書房刊「ラクをしないと成果は出ない」です。ベストセラー本なので何を今更って感じですが、お付き合い下さい。
本書との出会いは、会社を辞める直前、自営業でウェブの仕事をしたいかなぁと漠然と思っていた時に、本屋をブラブラしていたら、そのタイトルのインパクトから思わず衝動買いしちゃったといういつものパターンです。今までのサラリーマン生活では、「ラクをしたら成果は出ない」と言われ続けて仕事してた訳ですから、そのタイトルに果然魅力を感じたわけです。
しかし、この手の自己啓発本は、読んでみると落胆する事が多いのと、退職時のゴタゴタで読む時間が取れず、時間が出来たら読もうと積み上げてそのままになっていました。ふと、最近なんか思い立って本書を手に取り、帯に書いていた「「やるべきこと」を圧縮し、「やりたいこと」を拡大する100のアイディア」というコピーに感銘し、本書の目次に目を通していると、これから自営で仕事をしていく自分にとって、自分を律するのに参考になるんじゃないかと思い、急に読む気が起きてきまして、やっと読んだって感じです。
BMWのWSBホモロゲーションモデル「S 1000 RR」の市販が発表されましたヨ。
昨年、BMWが50年ぶりにモーターサイクルレースに復帰を決断し、その舞台をWSBに定めた事を発表した時、レーサーモデルの「S 1000 RR」を発表しました。BMWがこれまでラインナップしてきたどのモデルよりも高性能をアピールしたスタイルと性能は、衝撃を持って伝えられましたね。
WSBに参加する為には、レーサーと同等(あやしいのもありますが)のデザインと性能を有したホモロゲーションモデルを販売しなければいけません。BMWは既に2009年シーズン頭から「S 1000 RR」で参戦しているので、ホモロゲーションモデルの正式に発表が待たれていました。
そして、ついにというか、ようやくというか「S 1000 RR」のロードモデルが発表されましたヨ。
ロードモデルとなった「S 1000 RR」のデザインを見ると、BMWの他モデルで採用されているデザインからは想像もつかない程、他社のホモロゲーションモデルの様に、アグレッシブさを強調したデザインとなっています。2気筒のスーパースポーツモデル「HP2 Sport」に見られる高い目のハンドル位置など、BMW流ともいえる一徹さをかなぐり捨てたスポーツ指向のデザインは、他社で見飽きていても、何故か新鮮です。
精力的に新モデルを投入するAprilia。今度は「Tuareg 1200」を開発中という噂。
Piaggioグループに組み込まれてから、Apriliaは、精力的に新モデルを発表しておりますが、世界的不況下の2009年も衰えを知らない様ですヨ。
「Infomotori.com」の記事によると、新モデルは、アドベンチャーツアラーと呼ばれるカテゴリーに属し、KTMの「990 Adventure」を直接のライバルとして開発されているそうです。既にApriliaはミドルクラスで「Pegaso 650」をラインナップしていますが、大排気量クラスにも参入する決意のようです。このクラスには、日本勢も含め、BMWやKTMといった強豪がひしめいているわけですから面白い戦いになりそうですね。
既に走行可能な試作モデルが製作されていて、イタリアの公道で試験走行を行う段階まで開発が進んでいるそうです。近いうちにスパイショットが見られるかもしれませんね。順調にいけば、秋にイタリアのミラノで開催されるEICMAショーで、量産プロトタイプを発表できるようです。
搭載されるエンジンは、「Shiver」「Shiver GT」「Dorsoduro」用のV型2気筒エンジンだそうです。微妙なのは排気量で、現在の750ccなのか、開発が噂されている1200ccなのかは分かっていないみたいです。素記事では希望も含めて1200ccだとし、モデル名を「Tuareg 1200」としてアピールしてます。仮に1200ccにすれば、BMWやKTMと比較されても遜色無い排気量となるわけですから、こちら選択する可能性は高いと思いたいです。750ccだと商品力に欠ける気がします。
Luca Barさんが、新モデルの予想CGを作っていますが、「Pegaso 650」っぽいのは採用しない気がしますヨ。せっかくミゲール氏がデザインする訳ですから、今までとは違うデザインを期待したいモノです。
流行言葉「婚活」の発祥本「「婚活」時代」を読んでみました。株式投資の煽り本の臭いがします。
最近、NHKのドラマ「コンカツ・リカツ」や、フジテレビのドラマ「婚カツ!」で、「婚活」という言葉が流行っていますね。コレは略語で正式には「結婚活動」といいます。ウィキペディアによると「結婚活動」とは、「結婚相手を求めることが一種の競争と化している社会において、自分の人生設計上有益と考えられる伴侶を探し、結婚に至らしめるために行われる一連の活動について、社会学者の山田昌弘が考案、提唱した語句。」なんだそうです。ディスカヴァー21刊の「「婚活」時代」という本が、この「婚活」という言葉の初出だそうで、その語呂の良さと、未婚者の高齢化と目立ち具合から流行言葉になっている様です。
実は、「今の若者の四人に一人は結婚できない!?」っていう帯のキャッチコピーに引きつけられて「婚活」という言葉が流行る以前に思わず「「婚活」時代」を買ってしまっていたのです。個人的に、自分は年齢的に崖っぷちから転落した高齢独身者の一人なので、今更「婚活」と言われても十二分に手遅れなので、婚活ハウツーの部分を実践する事は無いんだけどなと思いつつ、学者さんと女性ライターが、未婚者の多い日本の現状をどう分析しているのか知りたいという気持ちから、「「婚活」時代」を読んでみようと思い立ちました。
とか書きながら、婚活ハウツーを実践をすれば自分も...と考えてしまう情けなさも味わせて頂きましたヨ。
世界初のゼロエミッションモーターサイクルレースTTXGPに参加する「Mission One」のテスト風景がスクープ。
2009年6月12日にマン島でTTXGPが開催されるのですが、このレース、何が新しいのかと言いますと、世界初のゼロエミッションモーターサイクルによるタイムトライアルレースなんですね。モノがモノなんで実際にレーススピードで規定周回数走れるのかといった興味もあり、なんだか面白そうな大会なんですヨ。
この大会に参加するチームは、精力的に開発を進めているらしいのですが、開催まで2ヶ月を切ったというのに、モーターサイクルのテストを開始したっていうニュースが無かったのですが、やっと来ました。autobloggreenの記事によると、米国に本拠地を置く、Mission Motorsが開発した電気モーターサイクル「Mission One」のテスト風景がスクープされたそうです。カリフォルニアのレース場で撮られた風景なのですが、乗っているライダーのフォームから察するに、「Mission One」は、十分なレーススピードを得られる性能まで到達している様ですね。レーススピードを維持した時の電池の持ちがどのくらいかは分かりませんが、スピード性能だけを言うのであれば、急速に開発が進んでいる様ですね。
しかし、個人的に一番ビックリしたのは、コンセプトデザインのまんま走っている事ですね。空力とか操作性とか、レーサーとしてどうなんでしょうかね。面白いっていうのは確実なんですが...。目を三角にして争うレースじゃないわけですし、楽しんでいこうっていう姿勢の表れなんですかね。
塗装が美しいTriumphの「Daytona 675 SE」が追加。
英国のモーターサイクルメーカーTriumphの話題なんですが、最近、同社は、中間クラスのベストセラーモデル「Daytona 675」をモデルチェンジしたばかりなんですが、MCNの記事によると、売れ行きが良いのか、それとも販売不振のテコ入れか、そこら辺はよく分からないのですが、その「Daytona 675」に限定モデルを追加するようです。
名称は、「Daytona 675 SE」と、スペシャルなモデルですヨとアピールしておりますが、スペックとかは標準と同じだそうです。どこがスペシャルかと言いますと、塗装が違うそうなんですヨ。
カウル類が標準の赤と黒の様なソリッドな塗装ではなく、パールホワイトに塗装され、そのパールホワイトが映えるように、フレーム、スイングアーム、サブフレームは青く塗装されています。その他、ホイールは黒く塗装されリムにはピンストライプを入れて、スペシャル感を演出しています。これだけと言われそうですが、価格的に、標準仕様の「Daytona 675」から150ポンド(日本円で約22,000円:2009年5月2日現在)程度上乗せですからこんなモンかなと思いますヨ。
アクセサリーパーツが用意されるようで、カーボンパーツとか、クイックシフター、Arrow製のサイレンサーなどがあるみたいです。多分別売でしょうけど。
価格は、7739ポンド(日本円で約1,140,000円:2009年5月2日現在)となっております。日本に導入されるかは現時点では分かりませんが、塗装違いだけですからね。あまり多くは売れないと思うので、入ってくるのは少数じゃないかなと予想してみますね。