Motorcycle
KTMは、「Venom」の開発を保留にしているそうです。
今、KTMのラインナップの中で、一番ホットなモデルと言えば「1190 RC8」を上げる人が多いのではないかと思います。KTMも新しい分野の開拓に向けて、力を入れて開発しているようで、最近ではWSB参戦の為のホモロゲーションモデルの「1190 RC8 R」が発売されましたね。来年にも、このレーサー仕様で、WSBにワークス参戦をするのではと噂されているので、気になる存在です。
光ある所に影があるって訳ではないですけど、「1190 RC8」のネイキッドモデルとして発表されていた「Venom」の事、忘れていませんか。最近、続報が無いので変だと思っていたら、「MCN」の記事で、久々に名前が出てきましたヨ。
この記事によると、「Venom」は、「1190 RC8」のネイキッドモデルとして、2004年のショーでコンセプトモデルが発表され、「RC8 1190」の発売1年後の2009年にプロダクションとして、市場に投入されるのではないかと予想されていました。しかし、予想は裏切られ、少なくと2009年中は「Venom」の姿を、モーターサイクル販売店の店頭で見る事は無いでしょう。KTMは、「1190 RC8」の開発を優先させる為に、開発を保留にしているそうです。
KTMのThomas Kuttruf氏によると、KTMの車体デザインを担当するGerald Kiska氏のオフィスに、「Venom」のプロダクションモデルは存在するが、デザイン作業は止まっているのだそうです。開発の優先権は、「1190 RC8」の方にあるそうで、こちらの開発が落ち着かない限り、ネイキッドモデルの「Venom」の開発は再開されない様ですね。
ただ、「1190 RC8」からカウルと取り去ったストリートファイターと呼ばれるネイキッドモデルが必要だという認識は、KTMはちゃんと持っているそうなので、「Venom」の開発が中止という事にはなっていないようです。とにもかくにも、WSBで成功する事が先決ということでしょうか。