EC-CUBE
EC-CUBEの送信メールのテンプレート数を変更に挑戦しました。
「EC-CUBE」では、商品の注文受付、入金待ち、入金済み、キャンセル、取り寄せ中、発送済みの各フェーズで、メールを顧客宛に送信できるのですが、デフォルトでは、最初の注文受付と、キャンセル受付、お取り寄せ確認しか設定されておらず、入金済みと発送済み用のメールテンプレートを、新たに設定しないといけません。ところが、そのテンプレートを設定する画面が無く困ってしまったのですヨ。「EC-CUBEの開発コミュニティ」で調べてみたら、「メールテンプレートの追加方法について」スレッドで設定方法が書かれていたので、早速挑戦してみましたヨ。
というわけで、覚え書きも兼ねて、手順を書いときます。
まず、注意書き。今回カスタマイズを施した環境は、EC-CUBE 2.3.4・CERVSERVER・MySQL 5.1.22-rc・PHP 5.2.5です。今後の開発で、使えなくなる場合もあります。
まずは、下記の場所にある「order_mail.tpl」を、エディタ等で開いて、サイトに最適な項目に編集します。それを「order_mail.tpl」と同じ場所に「custom_mail(任意の名称).tpl」といった具合にファイル名を変更して保存します。デフォルトのままで問題ない場合は、「order_mail.tpl」をそのまま使います。
- /data/Smarty/templates/default(別のテンプレートセットを設定している場合はそちら)/mail_templates/order_mail.tpl
出来上がったファイルを、FTPソフトを使って該当するディレクトリにアップロードします。
次に「システム設定」に入り、「マスターデータ管理」という所で表示されるプルダウンメニューから、「mtb_mail_template」を選択することで、メールテンプレートを追加する画面が表示されます。一番下の「追加のデータ」の行に、IDの欄に5からの数字、値の欄にメールテンプレート名を入力して、「この内容を登録」をクリックすると登録できます。ここで、注意点なんですが、なぜID値は5からなのかといいますと、4はシステムが使っているようなのです。トラブルを避ける為にも4は飛ばして設定して下さい。後は、追加するメールテンプレート分だけ繰り返して下さい。
追加に必要なテンプレート名を設定し終わったら、そのテンプレートにシステムが自動で貼り付けるデータ部分を設定します。先ほどと同じく「システム設定」に入り、「マスターデータ管理」という所で表示されるプルダウンメニューから、「mtb_mail_tpl_pass」を選択します。一番下の「追加のデータ」の行に、IDの欄に5からの数字、値の欄に最初に作ったテンプレートファイルを呼び出す為のパスを書き入れます。「order_mail.tpl」を使う場合は、「mail_templates/order_mail.tpl」と入力、新しくファイルを作っている場合は、「mail_templates/custom_mail(任意の名称).tpl」と入力して、「この内容を登録」をクリックすると登録できます。後は、追加するメールテンプレート分だけ繰り返して下さい。
「基本情報管理」に入り、「メール設定」に入ると、テンプレート欄にあるるプルダウンメニューに、先ほど作ったテンプレート名が追加されています。追加されたメールテンプレートには、何も情報が入っていないので、メールの内容を設定して下さい。これで、送信できるメールの数を増やす事ができます。