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Movable Type

削除や、スパムで肥大化したデータベースファイルを定期的にスリム化する「PeriodicVacuum Plugin」を入れてみました。

余り大したカスタマイズではないかもしれなのですが、「Ogawa::Memoranda」さんが「PeriodicVacuum Plugin 0.01公開」エントリーで配布しているプラグイン「PeriodicVacuum Plugin」を入れてみました。このプラグインは、SQLiteかPostgresのデータベースを使用している環境下で生成されるデータベースファイルの中に、エントリーの削除等で生じた非使用領域の解放操作を自動的にしてくれるんです。

なんで、非使用領域なんてものをデータベースファイルに確保するのかというと、解放操作はデータを削除する度に実行していると処理が重すぎる為、サーバに負担をかけてしまうらしいので、速度を確保する意味で空き部分を削除せず再利用する方が都合が良いからなんだそうですヨ。お陰で、削除してもデータベースのファイルサイズは大きいままで、デーンとサーバの容量を圧迫してくれるわけです。

特に、自分が使っているLollipop!のようにレンタルサーバで、データベースにSQLiteやPostgresを使っている場合だと、自分の借りている領域にデータベースファイルを置くので、データベースファイルのファイルサイズが大きいままだと、投稿できるエントリー数が減ってしまう訳なんですヨ。また、スパムコメントやスパムトラックバックを大量に受けた場合、入ってきた時点から、それらは一度データベースファイルに保管されてしまうので、データベースファイルを意図せず巨大化させる一因となっているのです。安い維持費とはいえ、スパム業者に容量を減らされた上に無駄遣いを強いられるのは勘弁願いたいです。

限られたスペースを少しでもエントリーを詰め込もうと考えた場合、定期的に解放操作を行ってやれば容量を確保できるのですが、コマンドラインツールを使ってサーバにアクセスし、データベースに解放操作を行わせるvacuum命令を実行させるという作業は、解説書を読んだだけで面倒臭っ思う程です。

その面倒な作業を、この「PeriodicVacuum Plugin」を入れれば、週に一度、自動的にvacuum命令を実行して非使用領域の解放してくれるという訳です。

で、覚え書きも兼ねて、作業手順を書きますが、作業は凄く簡単で、すぐ終わります。

  1. まず、こちらから、「PeriodicVacuum Plugin 0.01」プラグインをダウンロードします。
  2. 圧縮ファイルを解凍すると、「PeriodicVacuum.pl」というファイルが出来ます。
  3. 「PeriodicVacuum.pl」を「Movable Type」のpluginsディレクトリにアップロードしてください。
  4. 終わったら、パーミッションを755に設定します。
  5. ブラウザーからシステム・メニュー の管理画面に入り、プラグインの項目で「PeriodicVacuum Plugin」が表示されていたらインストール成功です。

後は、一週間に一度の間隔で、トラックバックやコメント、エントリーなどが削除されたタイミングで、vacuum命令を実行されて無駄な非使用領域が解放されるようになります。

ただ、削除している時は、サーバの動作がすこぶる遅くなるので、イライラせず、処理が終了するまで生暖かく見守ってあげて下さい。

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このページは、naganagaが2006年10月30日 23:31に書いたブログ記事です。

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